1話 コードネーム:サガラ

 

2013年6月、小倉港。

反社会的組織の間での薬物の取引現場に警察庁の警備部長・真藤が同行。


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福岡県警が現物と現金を押収。

しかし騒動の中、犯人の一人が逃走!!

1人の警官が追う!!

警官が犯人を取り押さえた!1

犯人が警官に向けて発砲!!

その時真藤は警官の腕時計が赤く発光したのを見た。

 
この警官がこの物語の主人公。

今は一警察官。

犯人の発砲した弾はサガラの腹を貫通!

真藤が犯人の肩を撃ち抜いて確保!

警官は意識を失う・・・

 

2018年9月、エルサレム。

真藤はここに官房審議官として来ていた。

そしてあの警官は真藤の下でスパイとしての訓練を受けていた。

今日が訓練の最終日。

警官に任務が与えられる。

 

成瀬完治・元三等陸佐が率いる日本人部隊・200人がイラクで戦闘を行っている。

 

警官の任務は帰国して組織について調査する事。

成瀬の戦闘シーンの動画を見ていると・・・

成瀬の腕にも発砲の衝撃で赤く光る腕時計がしてある。

警官は途端に成瀬に興味を深めた模様。

そして警官は自身のコードネームを サガラ とした。

 

2話 A26号事案

 

成瀬完治は巨大企業のオーナーの息子。

その成瀬が海外で戦争をしている。

さらに200人以上が海外で戦闘行為を経験して帰国。

海外での戦闘行為が訓練だとしたら、成瀬の最終目的は・・・

クーデター!

 

あるビルの一室(OFFICE ZERO)に、サガラが入る。

サガラの直属の上司に当たる真藤が審議官としてサガラを迎える。

サガラに銃、パスポートを渡される。

パスポートの名義は塚崎永次。

階級は警部補所属は警察庁長官付

サガラの当面の人格だ。

言ってみれば幽霊警察官。

 

真藤が

「成瀬のグループをA26号とする」

と言い、サガラにA26号のデータが入っているUSBメモリを渡す。

日本の警察が最上部にも成瀬に与する者がいるかもしれないという。

今の所、奴らは密封された缶。

それを開けるのはサガラの仕事。

 

真藤のハンドルネームはマタギ。

随時変更するらしい。

 

真藤がOFFICE ZEROから出て行き、サガラがシャワーを浴びて部屋に戻ると堂殿傑という男がいた。

 

サガラの世話係という事だが・・・

 

3話 プルトップ

 

缶にはプルトップがあった。

それは成瀬産業。

そこのロジ担の来島にサガラは

イギリスの王立保険リスク査定協会の東京事務所代表塚崎永次として会う。

そこでサガラ(塚崎)はある動画を来島に見せる。

それは

中東で成瀬産業の子会社がチャーターした航空機の映像。

旅客機から武装した集団が降りてきている。

戦闘部隊を輸送すれば旅客機も立派な兵器。

仮にこの飛行機が破損してその保険金を請求したら詐欺になる。

(武器や兵器には保険はかけられないため)

このことがCIAに漏れたら、成瀬産業は米国からテロ支援国家に指定される。

そう話すサガラ。

 

4話 認識番号

 

サガラは来島に話す。

いくら資金が潤沢な優良企業でも、テロ支援国家に指定されたら1年も持たない。

 

サガラが帰った後、来島は金剛というその場を取り仕切っている男に苦情を言う。

来島は現実の社会と折り合いをつけてやっていきたいと話す。

金剛は塚崎永次を徹底的に調べるように指示を出す。

 

サガラはイスラエルでの訓練中に知り合ったシシというイスラエルの兵を思い出す。

シシは成瀬のこともよく知っていた。

イスラエルの政府も日本政府もコトを秘密裏に終わらせるという目的は共有している。

しかし現場は違う。

今のうちに成瀬少佐を殺せば済むという意見もあると話すシシ。

 

5話 エフェクト

 

サガラ(塚崎)の話を受けて来島は戦闘員を運ぶチャーター機をキャンセル!

イランの通信施設が実際に襲撃を受けた!

この通信施設はNRS通信。

成瀬産業の子会社。

現地の警備員が反撃して武装勢力を撃退!

激しい戦闘だったが日本人に被害はなかった。

しかし戦闘員の撤退に使う予定だったチャーター機はこない。

このままでは戦闘員たちは孤立してしまう・・

 

キプロス島のラルナカに成瀬完治はいた。

チャーター機をキャンセルの連絡を受けても

人の意志が加わった・・

と言って冷静さを失わない。

 

6話 成瀬完治

 

成瀬は現場の戦闘員(第16ユニット)の撤収方法を考える。

陸路での撤退となるとイラン軍に攻撃される可能性が高い。

成瀬は現地へ飛ぶという。

その成瀬にプライベートジェットを用意するという一人の富豪がいる。

 

現地の第16ユニット。

陸路での撤収はパキスタン領に入りカラチへ向かう計画。

 

荒れ地を暫く走ると丘の上から攻撃される!

その時、成瀬が来てくれた!!

成瀬が機関銃で反撃して追い払ってくれた。

 

成瀬が全員に撤収計画を伝える。

アフガニスタン国境を超えてヘルマンド州に入り、第7ユニットに合流する!

戦闘員たちは喜ぶ。

ヘルマンド州なら近い!

4人づつ4台の車に分乗して向かう!

 

7話 月光の下

 

成瀬とユニット長の熱田は二人で最後尾を走る!

熱田が車に乗り込む際に銃撃を受けて足を負傷!!

 

打ってきたのはイラン軍でなく、神の軍という組織。

追跡はかわしたが、しばらく走って車は動かなくなった。

成瀬は熱田に肩を貸し、歩いて国境超えを目指す!!

 

夜になり、岩陰で休む成瀬と熱田。

二人は防大の同期だった。

熱田はまだ聞いていなかった成瀬の理想・計画を聞く。

   


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日本は戦後50年、平和の維持と貧しさからの脱却だけを目標にしてきた。

それは幸運なことだった。

だから日本はほとんど舵を取ることもなく平和と経済的繁栄を勝ち取った。

しかし経済が停滞し、平和が脅かされる時代に入っても目標が変わらない。

その原因は政治・行政の制度疲労。

このままではあと2~3世代で日本は東アジアの最貧国の一つに数えられる可能性が高い。

これを免れる方法は、社会の意思決定システムに即応力をもたせること。

 

これが成瀬の目的。

8話 くらい河

 

サガラと来島が会う。

サガラは成瀬たちの部隊はアフガンに逃れるのは問題ないと話す。

問題になるのはその後。

入国記録のないアフガンからどうやって脱出するか。

来島は新しいパスポートを用意することができるという。

成瀬の支持者に外務省の官僚もいるということ。

 

イスラエルの連絡員、シシがサガラに接触してきた。

今回のNRS通信施設の襲撃にはインドと中国の覇権争いが絡んでいるという。

NRS通信施設の本当の発注者はインド。

現在インドがチャーバハール港をアラビア海のイラン側に建設中。

一方中国はパキスタンのグワダル港を建設中。

グワダル港の近くのザーヘダーンにNRS通信施設を作られると困る中国がパキスタンの誰かに頼んで神の軍という組織に襲撃させたのだ。

 

サガラは成瀬完治がザーヘダーンへ飛んだと聞いて驚く。

 

サガラは自分の目的を話す。

日本社会の脳や内臓に宿る彼らの組織の広がりと根深さを突き止めて、

彼らを取り除いても日本はまだ生きていられるのかを知るのが任務。

 

9話 外務官僚

 

出血がひどく、死にそうな熱田を抱えて成瀬は徒歩で国境を超えた。

迎えの車が来ている。

 

サガラは塚崎永次として成瀬支持者の重要メンバー・富岡岳史と会う。

富岡は外務省の国際協力局長。

富岡は

日本にもイギリスと同じように外務省を母体にしたインテリジェンス部門創設の声があるという・・

もちろん、サガラは初耳。

富岡はここだけの話だという・・

 

10話 ヒューミント

 

サガラ(塚崎)は同席している来島に

成瀬完治の無事は確認できたかと聞く。

 

来島は驚くが、富岡はサガラの情報力に興味を持つ。

富岡は、新しいパスポートの作り方をサガラに話し、

成瀬完治の行き先を

快適なホテルのプールで冷えたビールを飲んでいる

というヒントを出した。

 

成瀬完治をキプロスからイランへ運んだプライベートジェットの名義はJ.P.キングダム。

 

サガラは成瀬の居場所を富岡のヒントからデリーだと特定。

 

成瀬産業の金剛は塚崎の調査報告を急がせる。

 

一方真藤は部下に警視庁内のデータベースへのアクセスをモニターさせている。

警視庁内部から塚崎英次を検索している人間がいる!!

 

11話 ブラッドクロスダイヤモンド

 

真藤による情報のすり替えは完璧だった。

成瀬産業の担当者はサガラ=塚崎英次と結論づけた。

 

サガラがしている時計は発砲の振動で赤く発行するダイヤモンドが埋め込んである。

それはブラッドクロスダイヤモンドと呼ばれ、世界に8つだけ存在する。

その一つをキングダムという男が持っているという情報を

サガラはエルサレムのゼギドというダイヤモンド商から聞いていた。

 

キングダムというのは成瀬をザーヘダーンへ運んだプライベートジェットの名義人。

サガラはキングダムについてシシに聞く。

シシは

キングダムはテロ支援者だという。

 

代わりの情報としてサガラは

自分の父親はイラクに派遣された自衛隊員だっと話す。

 

12話 ミルフィーユ

 

サガラの父親は、イラクで警備活動中、銃撃戦で戦死したが政府は事故死で処理した。

サガラは父親の死の真相を知りたいという。

 

サガラが現在しているブラッドクロスダイヤモンドが埋め込んである腕時計は父親の形見。

なぜ父が成瀬完治と同じブラッドクロスダイヤモンドの腕時計を持っていたのか疑問に持つサガラ。

 

サガラは北の政治局員クラスの幹部が秘密裏に日本に入国しているという情報を富岡にぶつけた。

すると富岡は局長クラスの官僚たちとの会合をセットしてきた。

 

堂殿は26(成瀬の支持者)はミルフィーユの構造になっていると推測。

海外に出る実動部隊

実務をこなす中堅幹部

その上に富岡達局長クラスがいる。

ミルフィーユの最上層には砂糖がまぶしてある。

今の地位を失いたくない。

だからサガラの情報力に興味を持った。

 

一流ホテルでの会合。

集まったのは

富岡

山中理財局長

黛官房長

加茂防衛政策局長。

そこにサガラ(塚崎)が入っていった。

 

富岡はサガラに一緒に日本のために働かないかと誘う。

日本の行政機構を一から組み直す作業。

これを衆院任期中に終わらせるという。

官僚機構の人事権を内閣から官僚の手に取り戻すことが絶対要件。

もう二度と衆議院選挙は行わないつもり。

 

13話 蛇の頭

 

富岡たちとの会合後サガラは真藤に富岡たちがクーデター後の官僚機構を設計していると報告。

しかし今日あった4人がトップではない。

蛇の頭はまだ見えないが・・

クーデターの決行時期は現衆議院の任期中。

衆議院の任期満了は3年後。

2021年の10月21日。

解散を考えるといつ決行するかわからない。

 

成瀬完治にあわないと蛇の頭は見えないと判断したサガラは成瀬のいるインドへ行くことを決意。

サガラはインドに行く前に整形する。


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